お客様に安心してご利用いただけるよう、自然災害や停電、想定されるリスクに備え様々な取組を行っています。
1. 地震対策:荷役を継続できる体制の整備
2. 強風対策:独自の風予測情報取得システムを導入により安全性の高い荷役作業の体制作りを実施
3. 停電対策:荷役機器による電力確保
アイランドシティコンテナターミナルは耐震強化岸壁を1バース有しており、設置されているガントリークレーン6基のうち4基については地震による倒壊・座屈を抑制する免震機能が付加されています。これにより、災害が起こった際もターミナル機能を早期に復旧し、物流を継続させることが可能となっております。
近年、国内のコンテナターミナルでは、強風(爆弾低気圧等)によるコンテナ落下事故やガントリークレーンの逸走が増加しており、物流機能を長期に渡って低下させることが懸念されています。博多港においては、強風時運用マニュアルの確立や独自の風予測情報取得システムを導入することで、安全性の高い荷役作業の体制づくりに取り組んでおります。
また、風向風速のスマートフォンアプリの開発により、ターミナル関係者が時間・場所を問わずコンテナターミナルの風況をリアルタイムで確認すること可能なシステムとなっております。
当社は東日本大震災後、全国的に電力供給が不安定になった事を機に、荷役機器の発電機等を活用した電源供給のバックアップ体制の検討、強化を進めてきました。現在、荷役機器等(RTG・ストラドルキャリア)による電源バックアップシステムを構築し、停電時には冷凍コンセント設備やオペレーションシステムに電源を供給できるよう体制を整えております。